今日は晴天、ぼけ日和

コロナ禍に今日も介護士たちがつなぐ 大切な人の大切な「記憶」を

《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

「孝雄画伯、この辺りでいいですか?」「おっ、いいね」

「その人が、その人らしさを忘れないように」思い出をそばに置くスタッフがいる。

「孝雄さん、奥様からテレビ電話」「香織?!」「私たちもあちらから見えてますよ」「ここよ〜たかおさ〜ん」

「その人が 大事な人の顔を忘れないように」ネットを駆使する、スタッフがいる。

「孝雄さんの頭、香織さんが散髪してたんですよね」「そうそう」記憶をつなぐ、人たちが働く場所。

今日もどこかで、介護士たちが人知れずに。

コロナウィルスの感染を防ぐために、いまだ一部の高齢者施設や病院で、面会自粛が続いています。

その影響で「認知症のある高齢者が、会えなくなった家族の顔を忘れたり、症状が進むのでは?」と、当初から懸念の声が上がっていました。

それを受けて、この数ヶ月各所で「自分のできることを」と動いた、現場スタッフの方々がいらっしゃいます。

コロナ禍のもと、
対人援助職の本領を発揮するかのごとく、
高齢者の安心安全を守られている方々が、
今日もどこかで働かれています。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

前回の作品を見る

「コロナ禍を生きぬく~認知症とともに」 の一覧へ

あわせて読みたい

この記事をシェアする

この連載について