コロナ禍に今日も介護士たちがつなぐ 大切な人の大切な「記憶」を
《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
「その人が、その人らしさを忘れないように」思い出をそばに置くスタッフがいる。
「その人が 大事な人の顔を忘れないように」ネットを駆使する、スタッフがいる。
今日もどこかで、介護士たちが人知れずに。
コロナウィルスの感染を防ぐために、いまだ一部の高齢者施設や病院で、面会自粛が続いています。
その影響で「認知症のある高齢者が、会えなくなった家族の顔を忘れたり、症状が進むのでは?」と、当初から懸念の声が上がっていました。
それを受けて、この数ヶ月各所で「自分のできることを」と動いた、現場スタッフの方々がいらっしゃいます。
コロナ禍のもと、
対人援助職の本領を発揮するかのごとく、
高齢者の安心安全を守られている方々が、
今日もどこかで働かれています。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》