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今日は晴天、ぼけ日和

若年性認知症の人が求めるものは?当事者の勇気ある発信が介護を変える

《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

その人には認知症がある。

木村さんには、若年性認知症がある。

「木村さん、脳トレでもやりますか?」

今まで普通に働き、家族を養ってきた木村さんが求めるものはなんだろう? 脳トレや塗り絵で、あるはずがない。

その人が、問いかけるもの。

木村さんの存在が、周りを変えていく。

私が知る、若年性認知症がある50代60代の方々は、高齢の方よりも明確に生きる目的をお持ちです。

それは、働きたい、という希望だったり、
趣味を深めたい、など十人十色です。

すると既存の介護サービスだけで収まるはずもなく、サービス提供者側に、新たな視点を探す必要が生まれました。

そしてそれは、個に寄り添う、本当に豊かな介護サービス提供の在り方でもありました。

幸い、近所には若年性認知症を持つ方々の自助グループが、介護サービスを提供する方々と共に生まれています。

これは、若年性認知症を持つ方々が勇気を持ち「当事者」として、
お気持ちを介護職員に相談されたり、
SNS等でそのご意見を発信されたからこその結果かと思います。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

前回の作品を見る

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