今日は晴天、ぼけ日和

マスクが息苦しい人 コロナ禍が理解できない人 多くの人が感じていること

《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

『お父さんへ 出かける時は必ず!マスクをしてね。あきより』『風邪もひいてないのに、マスクをしてけって? 娘の言うことだし、していくか』

認知症が進んだ充さんは、コロナウィルスの流行が理解できない。娘のあきさんは充さんの体を気にしつつ、周囲に迷惑をかけないよう、毎日必死だ。

『ゲホッ ゲホッ 息苦しい! なんで俺、マスクなんかしてるんだ?』「お父さん!」

高齢で呼吸器が衰えた充さんには、薄いマスク一枚でさえ、息苦しい。充さんの靴に装着したGPSで位置を知り、あきさんが駆けつけた。

「一緒に行こう」誰もが大切な人を守りながら。

気持ちを張り詰めさせながらも、誰もが明日へ向かっていく。

認知症が進んだ方のなかには、コロナウイルスの流行を理解できない方もいます。

今、そのご家族は必死の思いで、試行錯誤の日々を送られています。

誰もが身の安全を憂う日々ですから、
ソーシャルディスタンスを理解できない高齢の方に、非難の目が行くのは仕方がないことかもしれません。

けれどこんなご時世だからこそ、他人を思いやる大切さを、多くの方々が感じ始めてもいます。

ソーシャルディスタンスを理解されていない 高齢の方がいらっしゃったら、
そっとこちらから安全な距離を作ってあげること。

そんな小さな思いやりがあれば、医療従事者や介護職ではなくとも、誰もが、
隣の命を守る、力強いひとりになれそうです。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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