今日は晴天、ぼけ日和

デイ通いは誰のため?「行きたくない」母と「一人になりたい」娘

《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

にらみ合う二人

「お母さんの為なのよ」

娘はしつこく勧めてくるけれど、
私はデイサービスなんて
行きたくない!

向き合う二人

でも、ある日、娘が言ったの。

「ごめん。たまには私も一人になりたいの」

罪悪感いっぱいの顔は、
あなたの優しさ。

「お母さん、デイサービスのお迎えが来たわよ」「今、行くわ!」

デイに行くのは、
私のため?
娘のため?

簡単に答えは出ないけど
確かなのは、

私はいつまでも母親ってことね。

高齢者ご本人が、主体。

それが介護サービスの
大前提です。

けれど、実際の介護は
ご本人と介護する人との、
間にあり、

介護サービスの利用において、
両者の希望に違いが出るのは、
よくあること。

そのすり合わせは、結局のところ、
話し合いです。

お互いの気持ちを、素直に話す。
それが、両者を歩み寄らせます。

「あなたに、こうしてほしい」ではなく、
「私は、こう思う」を
ざっくばらんに、交わしてみること。

それができた時、
はじめはどなたにも近寄り難い
介護サービスで、

自分たちに必要なもの、
そうじゃないものが、
明らかになります。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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