どんな一年でしたか 人との距離は離れた分、心の距離は近づきました
《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
離れてしまった距離を、
誰かが、優しさで
埋めようとしていた一年でした。
誰かに近づくことさえ、
決心が必要な、日々でした。
人知れず
あなたの灯りが
誰かを照らした、2020年でした。
いつもどこでも
コロナの影がつきまとう。
…そんな一年でした。
だからこそ、多くの方が
人の命に思いを馳せる
年にもなりました。
それは自分の命や
そばにいる人の命だけではなく、
「知らない誰か」の命にまで、
及んだのではないでしょうか。
激動の一年。
誰もがそれぞれに
迷いながらも、
できる限りのやり方で、
今日ここまでやってきました。
今年も、もうすぐ
除夜の鐘が鳴ります。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》