日々の思いやりから生まれる「居心地の良さ」今日も届きますように
《介護士でマンガ家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
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毎朝、机に花を飾る職員がいる。デイサービスにくる高齢者が、少しでも安らぐように、と。
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デイサービスの職員は、居心地の良さを作り続けている 。それはコロナ禍の前から、続けてきたこと。

高齢者の、人生の締めくくりの時間を、共に過ごそうとする人たち。
コロナ禍となり、引きこもる高齢者が増えています。
引きこもると、体力気力が落ち、認知症が進む可能性があります。
そんな、引きこもり対策としても、かねてから役割をはたしているのが、デイサービス(通所介護)です。
デイサービスとは、主に高齢者が、介護や機能回復訓練を受けられる、通いの施設です。
デイには、自宅で暮らす高齢者が通ってきます。
つまりデイ職員は、コロナ禍の暮らしのなかで、高齢者が、どんなストレスを抱えているのか、敏感に感じてきました。
コロナ禍で高齢者を引きこもらせるのは、感染への不安だけではなく、社会の不寛容な視線です。
デイという施設が居心地の良さを提供することは、高齢者一人ひとりの暮らしと社会をつなぐことであり、精神の安定をはかることなのです。
今日もどこかで、職員の方々が奔走しています。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
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