『誤作動する脳』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
「レビー小体型認知症」と診断された女性。幻視、幻臭、幻聴など五感の変調を抱えながら、体験している本人にしか書くことが出来ない、最もリアルな研究書です。
【あらすじ】
50歳の終わりにレビー小体型認知症と診断された著者。当事者として内側から観察してみると、この病気や「認知症」の症状は、本やサイトに書かれている説明とはずいぶん違っていました。たびたび誤作動する自分の脳と上手につきあいながら、困りごとには工夫を積み重ね、病前とは違う「新型の私」として善戦しているご本人の毎日が描かれています。
【著者は…】
- 樋口直美(ひぐち・なおみ)
- 1962年生まれ。50歳でレビー小体型認知症と診断された。41歳でうつ病と誤って診断され、治療で悪化していた6年間があった。多様な脳機能障害のほか、幻覚、嗅覚障害、自律神経症状などもあるが、思考力は保たれ執筆活動を続けている。2015年に上梓した『私の脳で起こったこと』(ブックマン社)が日本医学ジャーナリスト協会賞優秀賞を受賞。
【書籍データ】
- タイトル:『誤作動する脳』
- 著者:樋口直美(ひぐち・なおみ)
- 判型:A5判
- 頁数:260頁
- 価格:2,000円+税
- 発売日:2020年3月2日
- ISBN:978-4-260-04206-2
- 発行:医学書院