認知症が進んだら、親しい人は離れてしまう?あきこさんの場合
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

ご主人を亡くしてから、あきこさんの認知症はすすんだ。身なりを気にしなくなり、得意だった料理もやめた。

「あの人は変わった」と、あきこさんから人が離れていった。けれどその様子を察して、あきこさんに声をかける人も現れた。

やわらかな関わりが、あきこさんを支え、温めている。
お歳を重ねて、また認知症を深められて、ご本人の外見や性格が変わってゆくことがあります。
周りの私たちにとってそれは、
受け容れがたいことかもしれません。
けれど「あきこさん」は、
その身を通して私たちに、生きることのおおらかさを教えてくださいます。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
