会話の不自由な人を前にしたとき。現役介護士が「言葉に頼りすぎない」ための心がけ
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
あなたを理解するために、私になにが必要だろう。
わからないことに戸惑い、急いでるのは私のほう。
あなたがその目の奥から語りかけてくるのを、私が待てますように。
会話が不自由な方とのコミュニケーションに戸惑うことがあります。
でもその方の目をじっと見ていると、
不思議と体調や気持ちの変化に、
気づくことがあります。
つい、言葉に頼りすぎる私ですが、
高齢の方の目の奥の機微に、
心を向けていたいです。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》