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今日は晴天、ぼけ日和

底冷えする日 八百屋に並んだ白菜を見て、食べたくなった「母の味」

《介護士でイラストレーターの、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。今回は、番外編で、作者のオリジナル漫画を掲載します。コトさんはフィクションですが、もしかしたら、あなたや私のご近所によく似た人がいるかもしれません。》

 「コトさん」こんな底冷えする日は白菜で鍋、したいわね。カマボコ入れて甘くして・・・「らっしゃー」/独り身で白菜まるまるひとつ・・・確実にもて余すわ。・・・ああ、でも白菜鍋は・・・/なつかしの母の味/「琴子、よぉくさましてな」/・・・よし。/「せーの」がしっ
「白菜ってあんなに重かったかしらね・・・」/結局またいつものもやしにしちゃったわ。にしても、このひと手間で美味しさが変わるのよねーたぶん。/さいごのいっぽん、おーわり!おつかれさま/白菜はもう、持てなかったけど、なにはともあれ、今日もよく生きました。※コトさんちの夕飯は、「舞茸ともやしのピリ辛湯豆腐」になりました。

年末の商店街は人も多く、年末独特のせわしなさに、
みなどこか浮きあしだっているようです。

ふと横を見ると、コトさんがあなたの隣で、大根を選んでいるかも?

今晩は1年の疲れをいやしてくれる、
野菜たっぷりの鍋でもいかがでしょうか。

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