大切なひとにパワーが届きますように
こんにちは、若年性認知症当事者のさとうみきです。
今日は「大切なひとへ」の想いをつづります。
『こんばんは〜! リマインド○○です。
明日は、旅行会社で手続きをする予定になっていますよ!』
これは、スマートフォンに残っていた2020年11月2日のメッセンジャーです。
わたしが予定を忘れないようにリマインドメッセージのやり取りをしていた方がいます。
若年性認知症であることをカミングアウトした最初の頃からFacebookでつながって下さり、たくさんの応援をしてくれている大切な人のひとりです。
コロナの感染状況が少し落ち着いたころ
お互いの息が合って、わたしがその方の地域を訪ねる2泊の旅を予定していました。
わたしの宿泊ホテルまで、そして案内をして下さる場所へと予行演習をして下さった様子をFacebookの投稿で目にしたとき、「大人の遠足みたい!」と、とてもうれしくワクワクしていました。
しかし、東京のコロナの感染者数がみるみるうちに上がると同時に
わたしの体調が思わしくなく、病院での検査でしびれなどや代謝異常のあらゆる病気、症状が出始め、すぐにまた会えるだろうと思い、キャンセルさせて頂きました。
そのときも
「わたしから今度東京に会いに行きます!」
そんなことも言って下さいました。
またコロナやわたしの体調の波が落ち着いたときに…
そんな約束をして間もなくして、その方から病気であるとの知らせを受けました。
それから、かれこれ1年以上が経過して
入院と退院を繰り返す生活を過ごされています。
現在、わたしが会いたい大切な人は入院しています。
毎日毎日、つらいこともポジティブにFacebookに投稿し、みんなを笑顔にしてくれています。
今すぐ、会いに行きたい!
コロナが終息していたら
面会ができるなら、今すぐ会いに行きたい気持ちです。
誰もがいつ、認知症だけではなく、病気や障害者になるかもわかりません。
最初にその方からご病気の知らせを受けたときでした。
「わたしも当事者になりました。支援者側と当事者側の両方の気持ちがわかる立場になりました」
そんな前向きな言葉だったかと思います。
これまでもその方からたくさんのポジティブな気持ちを分けて頂いてきましたが、
改めて、大切なもの、大切なことは何なのかを教えて頂いています。
以下は、大切な人へのお手紙です。
- ○○さんへ
カミングアウトしたときから
地域も違うわたしを支えて下さり、本当にありがとうございます。
2020年12月31日に竹内まりやさんの「いのちの歌」の動画を背に、デュエットした動画を送って下さった優しさに包まれ、わたしは不安定さが出ていた時期だっただけにとてもうれしいパワーを頂きました。
2泊の旅もわたしの体調不良もあり、キャンセルしてしまったことをいま、
とても残念に感じていますが、季節が良くなり、コロナも落ち着く頃に初対面出来る日をお互いに体調を万全にして、楽しみにエールを送りながら待っています。
いまは病棟での体調や生活も心配していますが、つながっているみんなの想いはひとつです。
わたしは毎日手を合わせて祈っております。
絶対にリアルにお会いして
デュエットもしたいですし、お話で伺っている当事者のAさんもご紹介下さいね♪
いまはつらさ、不安もあると思いますが
共に
「いまを生きる」
その積み重ねが、先までつながって笑顔でハグしたり笑い合ったりしているわたしたちを想像して楽しみにしています。
頑張っているひとに、「頑張って」は言えないですが。
お互いに「いまを生きる」。
そして、お会いできる日を「大切な目標」にわたしはさせて頂いております。
また、おバカさんな動画を送るので笑って免疫力アップ!
そして、わたしの脳も活性化!
あー、お会いするのが楽しみです♪