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【緊急アンケート結果】ワクチン「打つ」認知症当事者は6割、必要な支援は?

新型コロナウイルスの「ワクチン打ちます」は約6割。求められるのは「意義の理解」促進と、接種施設までの移動、受付や予診の支援--。
2月下旬に急遽おこなった新型コロナウイルスのワクチン接種についてのアンケートから、このような結果がわかりました。このアンケートは、なかまぁる編集部と、日本最大級のケアマネジャー・介護事業者の情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」が共同で企画、実施したものです。なかまぁる読者からは、認知症当事者、その家族、医療・介護の専門職、自治体やNPO職員ら計333人の回答をいただきました。この記事では、もっとも回答数が多く(278件)傾向を読み取りやすい、認知症当事者のご家族からの回答結果を分析し、報告します

認知症の人で新型コロナウイルスの「ワクチンを打つ」と答えた人は59%でした(家族の回答)

回答者に、認知症の人(家族)が新型コロナウイルスのワクチンを打つかどうかを尋ねた質問では、「打つ」と答えた人は51%でした。「打たない」は15%で、「まだ分からない」が22%でした。その人がワクチンを打つ理由(複数回答)としては、「感染したくない(97%)」「重症かリスクを下げたい(92%)」が突出して多く、また、「社会の役に立つから」と答えた人も61%に上りました。

一方、「打たない」「まだ分からない」と答えた人に、その理由(複数回答)を聞くと、「ワクチンの安全性(副作用)が心配(91%)」、「効果があるか分からない(77%)」という選択肢が多く選ばれました。

ワクチンを「打たない」と言っている方に理由を聞きました(家族が回答)。

さらに、現段階でワクチン接種に消極的な人たちに、「何があれば(今後)ワクチンを打つと思いますか」と尋ねると(複数回答)、「国内で接種者が増えたら(90%)」「家族や身近な人が接種したら(90%)」という回答に次いで、「海外での効果が確認されたら」という回答も65%と多く、ワクチンの効果を慎重に見極めようとする考えがうかがえました。

ワクチンを「打たない」と言っている人が、何があればワクチンを打つようになるかを尋ねました(家族が回答)。

認知症の人がワクチンを接種するのに必要な支援を尋ねる質問では、「接種施設への移動(87%)」「ワクチンの意義を理解すること(85%)」「接種の際の受付や予診(71%)」が多く選ばれました。

認知症の方がワクチンを打つ上で、必要な支援を尋ねました(家族が回答)。
アンケート期間は2月9日から21日まで13日間。認知症の人の家族(同居、別居問わず)からの回答は278件で、回答者の男女比は53:47、年齢層は40~50代が89%を占めました。回答者の居住地は東京(11%)神奈川(10%)大阪(7%)の順に多く、計42都道府県と広範囲にわたります。

家族らへの質問は「あなたと日常的に関わりのある認知症の人」について答えてもらう形式で構成しました。回答によると認知症当事者の年代は70代(47%)、80代(44%)があわせて9割で、男女比は41:59でした。要介護度では、要介護1の人が44%と最も多く、ついで要支援2の人が21%、要介護2の人が18%でした。

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