今日は晴天、ぼけ日和

字が書ける、書けない。認知症がある、ない。人を「分ける」という狭量

《介護士で漫画家の、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

三田さんの「春」

三田さんの特技は、書道。けれど認知症が進み、正しく字を書くことさえ、今は難しい。

そ『これは、字とは言えないわね』『うーん、春ってなんとか読めるかな?』

三田さんは、字が書ける人? それとも、字が書けない人?

ただ、そこにある三田さんの春。

三田さんは、生き続ける人。

三田さんは、字が書ける人?
それとも、字が書けない人?

そんなふうに私は、ついご本人を、
できる、できない、で分けそうになります。

そして、それは、
認知症があるか、ないか、で、
人を分ける狭量さにも似ています。

状況を見極めることは大事ですが、そこから白黒判断つけずに、グレーゾーンのまま、本人を理解しようとすること。

それこそ、ご本人が欲している生き方に、
近づく方法ではないでしょうか。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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