今日は晴天、ぼけ日和

「またね」がサヨナラになるかもしれない。今日あなたに会える奇跡

《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

また、会えた

若い私たちに、その光景は「可愛いお年寄り」とうつるかもしれない。けれど……

それは奇跡。

ご本人たちは微笑みの奥に、別れの痛みを隠している。命のかけがえのなさ、今日会えることの奇跡を知っている。

「またね」「またね」でさようなら

その確証のない「またね」は二人にとって、希望の約束。

若い頃は、戦争で理不尽な別れを。
そして歳を重ねながら、大切な方々との別れを。

高齢の皆さまは言わずもがな、命の儚さと重みを、身に刻まれていらっしゃいます。

厳しい、と評されることの多い介護現場です。
けれど、誠心誠意携わる介護者が多いのは、高齢者から命へのいつくしみを、受けとっているからなのでしょう。

心揺れるニュースが多い、世の中です。
こんな時こそ、命の尊さをそっと教えてくださる高齢者へ、私たちから心を添わせたいものです。

また、きっと。去年の球根が……

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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