今日は晴天、ぼけ日和

「そのままのあなたで、大丈夫」を支える 笑いとそばにある和やかさ

《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

『また、やってしまった・・・』「山田さん、一緒に大金も落としました? 俺に拾わせて!」

失敗すると、笑いに変えようと飛んで来る人がいる。

『どうしよう、ひとつもわからない・・・』「大丈夫です。忘れでもしないと、私たちの脳は大爆発します」

難しい顔をしていると、和ませようと後ろに立つ人がいる。

「では、私も一曲。間違えてもご容赦を!」

笑いは教えてくれる。「そのままのあなたで、大丈夫」

高齢の方がいらっしゃる場に「笑い」は大切な要素です。

笑いにも色々ありますが、高齢者ご本人が失敗されたり、頑固さを表された時など、
すかさず介護者が笑いに変えて、その場を和やかにするのはよくある光景です。

ここで介護者が気をつけたいのは、高齢者を笑いの種にすること、との違いです。

介護者の目的は、笑い、そのものではなく「ご本人がいることで、その場が明るくなった」という雰囲気作りです。

その寛容な雰囲気が、ご本人の心をやわらげ、自然な明るさや魅力を引き出してゆくのです。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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