「そのままのあなたで、大丈夫」を支える 笑いとそばにある和やかさ
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
![『また、やってしまった・・・』「山田さん、一緒に大金も落としました? 俺に拾わせて!」](http://p.potaufeu.asahi.com/3b8c-p/picture/20542368/9025d68561294889eb5f1215629b0518.jpg)
失敗すると、笑いに変えようと飛んで来る人がいる。
![『どうしよう、ひとつもわからない・・・』「大丈夫です。忘れでもしないと、私たちの脳は大爆発します」](http://p.potaufeu.asahi.com/a4a2-p/picture/20542371/07ad0d6b17bbff98ad2059c948cf7544.jpg)
難しい顔をしていると、和ませようと後ろに立つ人がいる。
![「では、私も一曲。間違えてもご容赦を!」](http://p.potaufeu.asahi.com/ae7b-p/picture/20542372/9cde231b06f129c03729debae71302af.jpg)
笑いは教えてくれる。「そのままのあなたで、大丈夫」
高齢の方がいらっしゃる場に「笑い」は大切な要素です。
笑いにも色々ありますが、高齢者ご本人が失敗されたり、頑固さを表された時など、
すかさず介護者が笑いに変えて、その場を和やかにするのはよくある光景です。
ここで介護者が気をつけたいのは、高齢者を笑いの種にすること、との違いです。
介護者の目的は、笑い、そのものではなく「ご本人がいることで、その場が明るくなった」という雰囲気作りです。
その寛容な雰囲気が、ご本人の心をやわらげ、自然な明るさや魅力を引き出してゆくのです。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
![](http://p.potaufeu.asahi.com/nakamaaru/img/nakamaaru450_450.gif)