今日は晴天、ぼけ日和

介護セクハラの対応 担当代えであいまいにせず根本的な原因と向き合って

《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

『もう、我慢の限界!』

ベテラン訪問介護ヘルパーの月岡さんは、利用者の田中さんの、執拗なボディタッチに疲弊していた。

『笑って流す、なんてもうできない』

「田中さんのお宅に若いヘルパーは行かせられないから、笑って対応して」そんな事業所の意向も分かるが、プロ意識が高い月岡さんでも、気持ちが追い付かない。

「おはようございます。肩の調子はどうですか?」「若い頃から大工さんをやられてたんですよね?」「このお宅も建てたって娘さんが・・・」

月岡さんは田中さんへ、信頼のボディタッチをはじめた。田中さんの歴史を伺いつつ、新しい関係をつくり出していく。それから少しずつ、田中さんの行動は変わっていった。

高齢者からの性的問題行動は、高齢者にとっても、介護者にとってもデリケートなものです。

実際はその対応が、
年配の女性スタッフに任されたり、
はたまた男性スタッフに任されたりすることが多いよう見えます。

若くないから、男性だから、という理由で任されるのは、
「本当は自分だってやりづらい」と言い出しにくい環境にさせてしまいがちです。

月岡さんのように、高齢者の問題行動を、
心身からとらえ対応していく術を、
皆で分かちあっていきたいものです。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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