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認知症を理解してくれる会社ですが、失敗多くツラいです【お悩み相談室】

時間を確認する女性のイメージ

若年性認知症の支援活動に関わってきた高橋惠美子さんが、若年性認知症の様々な悩みに答えます。

Q.1年前に若年性認知症と診断されました。職場の上司や人事と話して、配置転換してもらい、幸いにも同じ職場で働けています。簡単な業務なのですが、ミスをしてしまうこともあり、だんだんとふられる仕事の量が少なくなってきているような気がします。職場にいるのが申し訳ないような気持ちもあり、通勤するのがつらいです。(45歳・女性)

A.配置転換してもらい、同じ職場で働けているとのこと、とても理解のある職場ですね。「申し訳ない」という気持ちがあるようですが、それを率直に上司や人事担当に伝えてはいかがでしょうか。どのような業務でミスをしてしまうのか、どのようなサポートがあればミスを避けられそうなのか、よく話し合ってみてください。配置転換してくれた会社ですから、何かしらの対応をしてくれるかもしれません。会社側も対応方法がわからず遠慮している場合もありますので、本人の申し出は貴重な情報源になりえるのではないでしょうか。こうしたやりとりによって、認知症になっても普通に暮らせる社会がつくられていくのだと思います。
会社を辞めてしまうと家にこもりがちになり、病気の進行につながってしまう可能性もあるのでおすすめしません。社会との接点はかけがえのないものですから、会社にいられる限りはいたほうがいいと思います。

ただ、「通勤するのがつらい」のであれば、気分転換に仕事以外の時間を充実させるのはどうでしょうか?旅行に出かけたり、友人と食事をしたり。信頼できる人に話を聞いてもらうのもいいですね。仕事のつらさをプライベートでカバーすることで、乗り切れるといいですね。そうしたことをサポートしてくれる家族会や交流会もあるので、相談してみてください。

【まとめ】ミスが重なり職場にいるのがつらいときは

  • 感じていることを率直に会社に伝える
  • 気分転換し、仕事以外の時間を充実させる

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