ぼけたって、あなたは私のお隣さん のんびり、共に暮らす町
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
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高齢の方の歩みは、のんびり。どこかのお宅のカレーの匂いも届く。
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のんびり歩けば、誰かに出逢う。声をかければ、温かなまなざしの人たちばかり。

共に暮らすしあわせが、そこにある。
誰もが、歳を重ね、変わってゆく。
動作がおそくなったり、
おしゃべりが、的をはずれたり。
でも、周囲がその変化を『お歳だから仕方ないね』と、見守れたらしあわせだ。
そしたら私たちは、ぼけながらもみんなで暮らしてゆける。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
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