認知症 言葉をなくした先にあるもの
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
認知症を深めると、言葉数が減っていくことがある。
今までどんな言葉を口にしてきたかは、
今まで周りになにを与えてきたか、ということ。
その穏やかな表情は、人生の終わりかたを教えてくれる。
認知症を深めていくこと。
ぼけていくこと。
それは、年を重ねた方が、
今までの考えかたや、とらわれを捨てて、
心の内に入る様子にも見えます。
人生の終わり、
人の生きざまを彩るものはなんでしょうか。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》