認知症とともにあるウェブメディア

仲間と一緒に輝き続ける

ひまわり支援マークのセミナー

「ひまわり支援マーク」は首から下げられるため、荷物から離れてトイレに出かけても安心です
「ひまわり支援マーク」は首から下げられるため、荷物から離れてトイレに出かけても安心です

こんにちは、若年性認知症の当事者、さとうみきです。
今回は、前回「わたしが覚えていますから」に引き続き、北海道でのことをつづらせていただきます。

北海道での2日目は、2年前より関わらせていただいている、空港のユニバーサルデザインについてのセミナーでした。
新千歳空港内にて、リアルとオンラインによるハイブリッド形式でセミナーが行われました。
セミナーの内容は、昨年、羽田空港でも講演をさせていただいた、「ひまわり支援マーク」と「カームダウン・クールダウン」ルームについてです。

※羽田空港でのセミナーについては、過去の記事「ひまわり支援ストラップ」をご参照ください。

講演会会場では、当事者として発達障害を持つご本人さまと認知症当事者であるわたしの2名がお話をさせていただきました
講演会会場では、当事者として発達障害を持つご本人さまと認知症当事者であるわたしの2名がお話をさせていただきました

まだまだ、ひまわり支援マークについて、ご存じでない方も多いかもしれません。
ひまわり支援マークは、目には見えにくい障害や病気の方々が安心して、
楽しい旅行や大切なふるさとへの帰省などで「空の旅」を楽しめるようにするための世界的に使われているマークです。

既存の紅白のヘルプマークとの違いは、ひまわり支援マークのストラップを下げている方に対する理解を深めるとともに、困っている時などに、空港スタッフはもちろんのこと、周囲の人々が、積極的にサポートしていくことを目指すマークになります。

※羽田空港でのひまわり支援マークの活動については、こちらをご覧ください。

昨年は、トライアル期間でしたが、まだまだ認識が少ないからと諦めるのではなく、
このように、地道に皆さんと一緒に、認知症当事者として、
そして、発達障害の息子の母としての旅の経験からの声を伝えていくことの大切さを感じています。
わたし自身も障害のある息子が小さいころ、年に数回の空港利用の時に、とてもたいへんな場面もありました。

羽田空港第1ターミナル、北ウイングの「カームダウン・クールダウン」スペース。簡易的で気軽に利用できるスペースになります
羽田空港第1ターミナル、北ウイングの「カームダウン・クールダウン」スペース。簡易的で気軽に利用できるスペースになります

今は、わたしひとりで講演活動などの移動のために空港を利用することがあります。
早め早めに行動しておりますが、何かあった時のために、
羽田空港の介助サービスと、各航空会社のプライオリティーサービスを大切なお守りとして使用しています。

新千歳空港の国内線1階の「カームダウン・クールダウン」スペースは、静かな空間にありながらも、小さな個室としては十分にプライバシーが確保できます
新千歳空港の国内線1階の「カームダウン・クールダウン」スペースは、静かな空間にありながらも、小さな個室としては十分にプライバシーが確保できます

私は活動を通して、この年齢になっても行く先々で新しい出会いがあったり、
さまざまな場所へ足を運ぶことができたりして思い出が増えていっています。
こうしたことは、これから後に続く、ご本人やご家族の皆さんにも諦めてほしくないという思いから、わたしが講演活動の中で当初から伝え続けていることのひとつでもあります。

また、発達障害などのお子さんがいるご家庭では、お子さんと一緒に、その時の旅を安心して、楽しかったと思える思い出を作っていただければと思っております。

ひまわり支援マークのストラップは、各空港内のインフォメーションなどで無料配布をしております。

※羽田空港でのひまわり支援ストラップの配布場所の情報はこちらをご覧ください。

皆さまからぜひ実際に必要とされている方に、お知らせください。
必要な皆さまが利用してくださることが、たくさんの方への周知にもなります。
そして実際に利用してくださった方は、
お気づきのことがございましたら、アンケートなどにお声を寄せていただけたらと思います。

誰もが安心して、「空の旅」をあきらめることなく、
これからもたくさんの思い出が出来るように活動を続けていきたいと思います。

新千歳空港、国際線ターミナル内の「カームダウン・クールダウン」スペースは、車いすはもちろんのこと、ご家族なども十分にゆったりと入室ができるスペースになっております
新千歳空港、国際線ターミナル内の「カームダウン・クールダウン」スペースは、車いすはもちろんのこと、ご家族なども十分にゆったりと入室ができるスペースになっております

あわせて読みたい

この記事をシェアする

この連載について

認知症とともにあるウェブメディア