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認知症、はじめました。

球かサジか責任感か 母のマウンド見る娘 認知症、はじめました

レビー小体型認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。入院してますます足腰が弱くなった父親。病院のソーシャルワーカーさんに相談し、退院後そのまま入れるリハビリ施設を探してもらっているさなか、父親が帰宅を希望するからと、母親が退院させたいと言い出しました。

認知症、はじめました194_こぼればなし74「なげる」
話はつづく「それでいいの? 父さん甘えん坊だし、一日じゅう母さんにべったりになるよ?」
「だって! とにかく明日明後日は用事があるし、木曜も歯医者だし、週末ぐらいまでは入院しててもらわないと困るのよ」
「だって・・・? それは母さんの近い都合でしょ? 父さんの今後はどうするの? リハビリとか」
「いったんうちに帰ってからリハビリできる施設を探せばいいじゃない。そんで通えば」
「いったんって・・・いまうちにはベッドもないし、退院できる準備もしてないよ。片付けできてないし・・・」
「それに、父さんうちに帰ったらもうリハビリとか何もやらないんじゃない?」「運動したら?」「うるさいっ」
「やらないでしょうね・・・」「でしょ?」
「じゃあ、あんた考えなさいよ!!」『あ、放りなげた・・・』

認知症、はじめました。つづく……

次の回〈195〉のお話:父の退院後を左右する!? カリスマの気配、現る

前の回〈193〉のお話:家に帰りたい…父のワガママに母また翻弄される

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