認知症とともにあるウェブメディア

認知症、はじめました。

続くうわさ話 母が思う父のすごいところ 認知症、はじめました

レビー小体型認知症を患った父親が他界。それまで、そしてその後の暮らしをイラストレーターがマンガにしていきます。療養中の父親が息をしていないと母親から連絡を受けて実家に駆け付けたひわさん。ベッドの上の父親はまるで眠っているかのようでした。

認知症、はじめました282_その後50話「いない日々」
葬儀は近くの身内だけですませました コロナだからね・・・私・母・おじ(母の弟)
人が少ないぶん、落ちついててよかったですが
父としては不満だったかもしれません「もっとチヤホヤされたい」
四十九日の法要とともに納骨
やがて、父がいないことが日常になりました
母は「もうちょっと歩いてくれればねえ」父の文句を言って
 
「でも父さんがんばった方よね。よくやったわよ」後から少しフォローする
「でももうちょっとで87歳だったのに。ブツブツ」『これは変わらないんだなあ』
変わらずに父のうわさばなし「じゃあ父さんのすごかったところは?」「うーん」
「口がぺらぺら回るのよね」「それ、ほめてる?」時間は少しずつこうやって過ぎていきます

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