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認知症、はじめました。

家に帰りたい…父の要望最優先 翻弄される母娘 認知症、はじめました

レビー小体型認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。そろそろ退院出来そうな父親。しかし、入院でますます足腰が弱ってしまい、一旦リハビリ施設に入り日常生活が送れるようになってから帰宅したいと、病院のソーシャルワーカーさんに相談したひわさん母娘でした。

認知症、はじめました193_こぼればなし73「見込み」
月曜日、母からの電話「えっ? 今週末で退院させたい?」
「こないだ、リハビリできる施設に入れないかって相談したじゃない・・・」ソーシャルワーカーさん「しらべてみますね」
「だってお父さん、家に帰って来たいって言うんだもの。一階にふとんしけばいいって」
「いま、ふとんから自力で起きあがれないんじゃない? たいへんよ?」むぎぎぎぎ
「そうよねー自分が一階にいたらさみしいから、私にとなりに寝ろって結局なるだろうし」
いや、そうではなくて・・・「第一、トイレは自分で行けるようになったの?」
「自分ひとりでやるんだ!! なんて意気ごんでたけどオムツしてるわねえ。看護師さんが『気にしないで声かけてくださいね』って言ってくれて。やさしいから」
「そうねーオムツのやり方おそわってないんだわねー」ええ なぜそれで退院させようと思ってるのかしら

認知症、はじめました。つづく……

次の回〈194〉のお話:球かサジか責任感か 母のマウンド見る娘

前の回〈192〉のお話:休日出勤確定!悪意がないからこそ厄介な母の一言

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