認知症とともにあるウェブメディア

へもでもできるもん

でもさ、だってさ、厚労省がさ…あれ?介護必要ある?名探偵へも見参

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
――猫吉の言い分と制度のはざまでうろたえるへも。新たに浮かんだ疑問とは。

猫吉さんは掃除の終わったヘルパーさんに、他の場所の掃除も頼んだが、断られたのだった「使ってない部屋が汚れてて」
『直接、本人の日常生活の援助に属しないと判断される行為は生活援助の内容に含まれない。厚生労働省』うう・・・
つまり、日常生活で使用していない部屋の掃除は、ヘルパーさんも「したくてもできない」ということなのだ
「困っている人間を助けるのがお前らの仕事だろ!!」「う!!」確かに・・・
「頼んだことをやってもらえないならヘルパーなんて・・・いらん!!」「え!!」
「あんな簡単な掃除なら自分でできる!!」洗濯だって自分でやってるし「自分で?」え? できるの?
どうやら今のサービス利用は猫吉さんのニーズと合っていないようだ 「食材や日用品の買い物は?」「弁当配食と宅配サービスがあるだろ。いまも使ってる」
『あれ? 猫吉さんにとって訪問介護は必要なのか?』

次回「「俺がキャットフードを食う」と言われたら…“支援”と制度のサンドイッチ」はこちら。

前回「スターダストならいいのに。舞い散るそれに、怒るヘルパー」はこちら。

あわせて読みたい

この記事をシェアする

この連載について

認知症とともにあるウェブメディア