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へもでもできるもん

無気力だったうめさんが料理や掃除、運動も 訪問介護の活用でみんな笑顔に

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
一人暮らしを続けてきた米輪うめさん(87)ですが、認知症と診断されました。医師からデイサービスへ行くようにすすめられたものの、うめさんは断固拒否。そこで、へもが、訪問介護サービスを利用してヘルパーさんと一緒に料理作りをすることを提案したところ、大正解!! うめさんもどんどん積極的になり、みんな笑顔のハッピーエンドへ!!

へも、うめさん宅を訪問「これほとんどうめさんが作りました」「すごくうまそー」「そうかい。へへへ」
「母はヘルパーさんが来るのを楽しみにしているんです」「うめさんは料理を作りながら昔のお話を聞かせてくれます」「へー」
「最近の母は掃除や洗濯物をたたんだりもするようになりました」「『一緒にやりましょう』とお声掛けしたらやってくださいますね」「おおっ!!」
「なんだか娘ができたみたいで楽しいんだよ」娘さん・・・これは複雑な気持ちだな・・・
「火の消し忘れが心配なので、IH調理器に換えました」ちょっと安心「うんうん」
「念のため、料理作りはヘルパーさんが来る日だけにしています」「一人でやろうとしたら娘が怒るんだ」まあ・・・家が燃えたら大変だからな・・・
『うめさんと娘さんの表情が明るくなったな』「この勢いで次は散歩も頑張っていきませんか?次は筋力向上!!」「実は・・・」
「最近二人で散歩に行ってます」「今から散歩に行くんだ!! あんた早く帰っておくれ!! 邪魔だよ」「・・・」ヘルパーさんの介入がうまくいって、見事解決!!

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