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へもでもできるもん

訪問介護で調理補助 料理好きだったうめさんの心をくすぐるヘルパーさん

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
一人暮らしを続けてきた米輪うめさん(87)ですが、認知症と診断されました。医師からデイサービスへ行くようにすすめられたものの、うめさんは「年寄りばかり」と言って、行くのを嫌がります。そこで、へもが、訪問介護サービスを利用してヘルパーさんと一緒に料理作りをすることを提案。初めてやってきたヘルパーさんとうめさんの相性は!?

訪問介護を利用することになった、うめさん「はじめまして。こんにちは」「こんにちは」
「あんたまた来たのか」う・・・俺は何回でも来るよ!!「今日からうめさんの料理作りのお手伝いをしてくださるヘルパーさんです」
「うめさん、早速ですが砂糖や塩などはどこにありますか?」「ああ・・・そこの棚だよ」
『うめさんがいきなり料理をやるとは思ってない。でも、これがきっかけになれば』そんなに見られるとやりづらいな・・・
「うめさんの得意な料理は何ですか?」「え? ああ・・・肉じゃがだね」
「じゃあ、今日私と一緒に肉じゃがを作りませんか?うめさんにおいしくなる味付けを教えてもらいたいです」「仕方ないね。いいよ」
「ここで少しお砂糖を」「へーここで入れるんですね」「なんか・・・とてもいい感じ」「うんうん」
あれから1ヶ月が経過「うめさん、ヘルパーさんとうまくやってるかな。そろそろ様子を見に行こうか」ちなみにうめさんの介護認定は要介護1だった

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