まとめて作り置きレシピ 遠距離介護の冷凍おかず

時短で味変完成 まとめて作り置きレシピ「切り干し大根の炒り煮」編

切り干し大根の炒り煮2種
左がプレーン味の切り干し大根の炒り煮。右がカレー味

父親の遠距離介護で、月1回の作り置きを実践している料理家の金子文恵さん。アイデアがいっぱい詰まったレシピを紹介していただきます。今回は、一度に2つの味付けができる副菜です。この連載で紹介する主菜とセットにして保存すると、食べる際に迷うことなく食べやすくなります。

※ 全8回のメニューと1回で済む15食分の買い物リスト、料理の保存については、こちらをご覧ください
※ 料理は普通食です。かむ力やのみ込みに配慮した介護食ではありません

前回お話ししたように、冷凍おかずセットを作るようになってから、単品を冷凍している時よりも食べてくれるようになりました。それでも、作り置いたものを全て食べているということは少ないですし、冷蔵庫に解凍したものが、ちょこちょこ残っていることも結構あります。最初の頃はせっかく作ったのに……と意気消沈していましたが、今は「父にも選ぶ自由があるはず」と思い直し、気にしなくなりました。本人がたのしくごはんを食べていれば、それが一番です。

作り置きレシピの2品目はおかずセットの副菜です。ごはんに合うもの、緑のもの、甘みのあるものなど、栄養のバランスと彩りを考えて作ります。そして、乾物は冷凍後も食感が変わらず、おいしく食べることのできる優秀な食材の筆頭です。

その中でも切り干し大根は、カルシウムを摂取しやすく、高齢者にうれしい食材。また煮ると軟らかくなるので、咀嚼(そしゃく)力が弱くなった高齢者でもおいしく食べてもらえます。食べ慣れているものを副菜に入れるとほっとしますから、まずは定番の炒り煮を作りましょう。

さらに、半端に残すのももったいないので1袋使って作った後、半分をカレー味にします。ちょっとしたことですがこうすることで味が変わり、飽きずにたのしく食べることができます。

副菜:切り干し大根の炒り煮

金子文恵さん

切り干し大根は洗ったあと水で戻さずに、煮汁を吸わせながら戻していきます。だしも取らずにかつおぶしを直接入れるだけ。時間短縮にもなり、しかもおいしく仕上がるので一石二鳥です

材料(12食分)

切り干し大根        1袋(40g)
ニンジン          1/3本(約50g)
油揚げ           1枚
ごま油           大さじ1

- 煮汁(A)
 かつおぶし(薄削り)   1〜2袋(2.5〜3g)
 しょうゆ         大さじ2
 水            400ml

フライパンに残った半分に、カレー粉小さじ1とおろしにんにく小さじ1/4を加え、さっと炒める

作り方

  1. 切り干し大根はもみ洗いしたあと、軽く水気を搾る。ニンジンと油揚げは千切りにする。かつおぶしはもんで細かくする
  2. フライパンにごま油を熱し、ニンジンと油揚げを中火で炒める。ニンジンの色が明るくなったら切り干し大根を加えさっと炒める
  3. 切り干し大根に油が回ったらAの材料を加え、沸騰したら少し火を弱くする。10〜15分煮て煮汁がほぼなくなったら、火を止める
  4. ここから順に、違う味つけをする
    ●プレーン味(6食分)……フライパンから出来上がった切り干し大根の炒り煮を半分取り出し、白炒りごま大さじ1を加える
    ●カレー味(6食分)……フライパンに残った半分に、カレー粉小さじ1とおろしニンニク小さじ1/4を加え、さっと炒める

温め時間の目安(1食分)

冷蔵庫解凍(4~5時間)後、30秒〜
※電子レンジ(600w)使用

金子文恵さん

冷蔵庫で解凍するのには時間がかかるので、食べたら翌日のおかずを冷蔵庫に移動させることをルーチンにするのがおすすめです

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