まとめて作り置きレシピ 遠距離介護の冷凍おかず

ほくほく甘い2つの味 まとめて作り置きレシピ「蒸しカボチャ」編

蒸しカボチャ。左がカボチャのバター味、右はカボチャサラダ
左がカボチャのバター味、右はカボチャサラダ

遠方にひとりで住む認知症のお父さんを介護している、料理家の金子文恵さんがとっておきの作り置きレシピを8回シリーズで紹介します。今回は、甘みに注目した副菜です。食べ飽きないように、二つの味付けで工夫します。ほかの回で紹介する主菜とセットにして保存すると、食べる人がメニューを迷わずに食べやすくなります。全8メニュー(15食分)の買い物リストと料理の保存については、こちらをご覧ください。
※料理は普通食です。かむ力やのみ込みに配慮した介護食ではありません

以前にもお話ししましたが、高齢者は甘いものを好む傾向があるので、甘めの味付けになるよう心がけています。味付けだけでなく、例えばカボチャやサツマイモなど、副菜に甘みのある野菜を使うことも多いです。私が子どもの頃の父は、カボチャやサツマイモを好んで食べていたという記憶はないのですが、今は一緒に買い物へ行くと、すーっとカボチャやサツマイモに吸い寄せられていますし、冷蔵庫にカボチャがたくさん入っている、なんてこともあります。びっくりすると同時に大笑いしながら腕まくり、となるわけです。

ただ、カボチャはかたくて切るのがちょっと大変。そんなときに便利なのが、冷凍カボチャです(わが家には父が買ってきた生カボチャがあるので、使える機会が少ないのが残念)。あらかじめ切ってありますし、ほくほくしておいしいので、使わない手はありません。今回は、レンジ加熱した冷凍カボチャ1袋を、二つの味の副菜に仕上げます。

また、冷凍大学イモを冷凍のままおかずカップに小分けして冷凍するのも、調理いらずでおすすめです。

副菜:蒸しカボチャ

金子文恵さん

冷凍カボチャはカットされて販売されていることが多いです。レンジ加熱をしてから1袋の分量を二つに分けて、それぞれに味付けします。バター風味は熱いうちに、サラダは冷めてからあえるのがポイントです

材料(8食分)

冷凍カボチャ       1袋(300g)
調味料(カボチャのバター風味用)
 バター          10g
 塩            ひとつまみ
調味料(カボチャサラダ用)
 マヨネーズ        大さじ1
 塩           ひとつまみ

解凍後に味つけを変えて、二つの味を作る
解凍後に味つけを変えて、二つの味を作る

作り方

  1. 耐熱皿に冷凍カボチャを皮目を下にして重ならないように並べる
  2. ラップをかけずに電子レンジ(600w)で6分半加熱し、蒸しカボチャを作る
  3. 半分ずつに分け、それぞれの調味料を使って味付けをする
    カボチャのバター風味(4食分)……蒸しカボチャの半分(大きければひと口大に切る)に、電子レンジ(600w)で10秒ほど加熱してやわらかくしたバター10gと塩ひとつまみを加えてあえる
    カボチャサラダ(4食分)……蒸しカボチャの残り半分は1.5cm角に切って冷まし、マヨネーズ大さじ1と塩ひとつまみを加えてあえる

温め時間の目安(1食分)

冷蔵庫解凍(4~5時間)後、30秒〜
※電子レンジ(600w)使用
※調理後再冷凍するため、加熱処理した冷凍カボチャの使用を想定したレシピです

金子文恵さん

冷蔵庫で解凍するのには時間がかかるので、食べたら翌日のおかずを冷蔵庫に移動させることをルーチンにするのがおすすめです

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