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まとめて作り置きレシピ 遠距離介護の冷凍おかず

冷凍でもしっとり仕上げ まとめて作り置きレシピ「焼き塩ザケ」編

しっとり焼き塩ザケ

遠方にひとりで住む認知症のお父さんを介護している、料理家の金子文恵さんがとっておきの作り置きレシピを8回シリーズで紹介します。今回は、調理前日にひと手間をかけることで、ぐんとおいしく食べられるメニューです。ほかの回で紹介する副菜とセットにして保存すると、食べる人がメニューを迷わずに食べやすくなります。全8メニュー(15食分)の買い物リストと料理の保存については、こちらをご覧ください。
※料理は普通食です。かむ力やのみ込みに配慮した介護食ではありません

前回、積極的にたんぱく質を取れるようにしましょう、という話をしました。動物性のたんぱく質は肉ばかりではなく、魚もメニューに加えるとバリエーション豊かになります。

煮魚もいいですが、今回は最も手軽に作れる焼き魚を紹介します。ただ、焼き魚はパサパサしやすいのが難点。冷凍→解凍→温め直しをするとなれば、なおのこと気になりますね。その問題を解決するのが糀を使った甘酒。あらかじめ塩をふってある塩ザケや塩サバなどを甘酒に漬けてから焼くと、ほんのり甘みが加わっておいしく、しっとりと仕上がります。

今回は魚の中でも馴染み深く手に入りやすい、塩ザケを使います。サケのたんぱく質は消化吸収がよいので、高齢者にとってうれしい食材です。付け合わせには、一緒にグリルで焼ける長ネギを使いました。季節によってはシシトウなどでも。香ばしく焼き色がついた野菜は食欲をそそります。

主菜:しっとり焼き塩ザケ

金子文恵さん

甘酒に漬けるので、塩ザケは中辛以上のものがおすすめです。調理前にひと晩漬けた塩ザケは、ひと晩〜2日ほど冷蔵庫で保存することができます。長ネギは片側に蛇腹に切り込みを入れましょう。かみ切りやすくなります

材料(3食分)

塩ザケ(今回は辛口を使用) 3切れ
甘酒            200ml
長ネギ(白い部分)     2/3本(約18cm)

ポリ袋に塩ザケと甘酒を入れて空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫でひと晩寝かせる

作り方

  1. ポリ袋に塩ザケと甘酒を入れて空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫でひと晩寝かせる
  2. 長ネギは6等分に切り、片側に蛇腹に切り込みを入れる
  3. 1のサケの水気を拭き取り、長ネギと一緒にグリルに並べる。両面焼きならば7分ほど、片面焼きの場合は表3〜4分、裏4〜5分ほど焼く

温め時間の目安(1食分)

焼き鮭のみ……冷蔵庫解凍(12時間)後、1分
焼き鮭と副菜2種の詰め合わせ……冷蔵庫解凍(24時間)後、1〜1分30秒
※電子レンジ(600w)使用

金子文恵さん

冷蔵庫で解凍するのには時間がかかるので、食べたら翌日のおかずを冷蔵庫に移動させることをルーチンにするのがおすすめです

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