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へもでもできるもん

父の老人ホーム入所は介護からの逃げ? 娘は職場復帰したけれど…

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
・辰さんを老人ホームへ入れるよう提案するへもに、イベント会社で働く娘・幸子さんは拒否。すると今度は……。

「特別養護老人ホームはどうでしょう」「老人ホームは・・・父の介護から逃げている気がします」
「いや・・・それは」「俺は・・・娘の負担になりたくない」「え?」
「辰さんも幸子さんが心配なんですね。私は老人ホームが『逃げ』とは思いません・・・」
比較的安価な特別養護老人ホームに空きがなかったため・・・一旦有料老人ホームに入り、特別養護老人ホームの空床を待つことになった
辰さんが老人ホームに入所し、幸子さんは仕事に専念できた。イベントも少しずつ増えてきた
辰さんの過ごす老人ホームでは・・・「孫が面会に来てくれたのにガラス越しでしか会えないなんて。ハア」「コロナ対策ですから」「ちょっとくらいいいじゃない」「ハハハ・・・」
『気持ちは分かるけど・・・施設内で感染者が出たら大変なのよ・・・職員も仕事以外の外出を自粛しているんですよ・・・つらいのはみんな同じ・・・』
「いつまで我慢しなきゃならないの・・・ハア」「まだ家族が来るだけいいよ」『辰さん!?』

次回「死にそうだった頃の私に教えてあげたい 人に頼ると笑顔が取り戻せることを」はこちら

前回「介護離職を阻止するためにケアマネへもの介護負担軽減計画」はこちら

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