タカオ★FANTASISTA

「時」と良い関係を作るのは難しい?タカオさん流、付き合い方の秘訣

時間の感覚も使い方も人それぞれだから、時間とのつき合い方なんてのは当然、人それぞれだ。そんなことは分かってるって。本当に?
時に追われ、時には時が敵になり、時が理不尽に襲ってきたりする日常の中で、好むと好まざるとにかかわらず、私たちは時と繋がっている。だからこそ時には時に、癒しやら安らぎやら諫めなんかを必要以上に期待したりもするけど、実際は思った以上に時とのいい関係を作るのは難しい。忙しい時も暇な時も同様だ。
「時間に期待なんかしてないさ、そうなる時はそうなるからね」
危篤の母のベッドの横でタカオさんがつぶやいた。期待はしないけど、いや期待をしないから、どうやらその後に随分と時間と仲良くなったみたいだった。
その証拠にいつだって好きな時に「好きな時間」に飛んでいく。遡ったり横道それたり、追い越したり歪んだり、時々タカオさんは時そのものに変身する。

I'm the keeper of time.
I don’t control time...I’m on good terms with it.

アルツハイマー型認知症の実父「タカオさん」をモデルに、不思議な世界観をイラスト化している間学(あいだ・がく)さん。手がけた作品は、日本のみならず海外の人の注目も集めています。作品一つひとつの思いや、学さんがそこに見たものを教えていただきました。

次回:カエルと海馬の意外な関係 記憶力の低下も成長のうち?

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