『されど家族、あらがえど家族、だから家族は』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
家族の形は千差万別。絵に描くような家族ばかりではありません。崩壊しかけた家族が、認知症の父が失踪したことをきっかけに、家族と自分自身を見つめ直していく小説です。
【あらすじ】
本音が言えず、お互いに反発し、傷つけ合ってきた不器用な5人家族。距離が生まれ、歪んで、「家族」は崩壊しかけていきます。そんな中、認知症の父親が失踪。別居中の母親、非正規雇用の長男、実家に戻ってきた長女、会社を辞めた次男。互いを避けていた家族は、父親の失踪を機に傷つけあいながら、家族と自分自身を見つめ直しはじめます。
【著者は…】
- 山田佳奈(やまだ・かな)
- 1985年神奈川県生まれ。2010年に劇団「□字ック」を旗揚げ。自ら脚本、演出を担当。2016年、映画『夜、逃げる』で監督デビュー。2019年、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』で脚本担当。今年11月公開の映画『タイトル、拒絶』(主演・伊藤沙莉)は公開前から高い評価を得ている。
【書籍データ】
・タイトル:『されど家族、あらがえど家族、だから家族は』
・著者:山田佳奈(やまだ・かな)
・判型:四六判
・価格:1,500円+税
・発売日:2020年10月23日
・ISBN:978-4-575-24338-3
・発行:双葉社