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認知症、はじめました。

階段のはしっこ。父は「セミ」になった 父が認知症、はじめました

認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。知らなかったよ。父さん、いままで一人で頑張っていたんだね。

認知症、はじめました62「季節はずれの」
翌朝——
父はやっぱり階段で固まってしまった。ガンとして動きません
「押さないで!」「おとうさん」「乱暴にしないで!!!」「おちついて」「ほら!!」
おとといまで、父は階段に座って下りていたそう。(それも知らなかった)
今日は座ることができず「足が」「ぐらぐらするんだから」「やめて」ひたすらわめいている
やがて階段のはしっこに両手でしがみついて離れなくなってしまった
声をかけても「とーさん」「バカ、やめて」話にならない
:「ほら、バカ、やめてっ」父がこんなところでセミになってしまった・・・

次の回〈63〉のお話:背後から忍び寄る人影…からの力技

前の回〈61〉のお話:「乱暴にしないで!」急な変化に娘は不安

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