『ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』
なかまぁる編集部
【この作品は……】
「長谷川スケール」開発者の眼にはいま、どのような世界が映っているのでしょうか。これまで何千人もの患者さんを診てきた研究者が、認知症当事者になったからこそ伝えたい、認知症のすべてが書かれています。
【あらすじ】
2017年、この本の著者であり、認知症の権威である長谷川先生は、ご自身も認知症であることを公表されました。研究者として接してきた「認知症」とご自身がなって分かった「認知症」。予防策、歴史的な変遷、超高齢化社会を迎える日本で医療が果たすべき役割までを網羅した、「認知症の生き字引」がどうしても日本人に遺していきたかった書。認知症のすべてが、ここにあります。
【著者は…】
- 長谷川和夫(はせがわ・かずお)
- 1929年愛知県生まれ。53年、東京慈恵会医科大学卒業。74年、診断の物差しとなる「長谷川式簡易知能評価スケール」を公表(改訂版は91年公表)。89年、日本で初の国際老年精神医学会を開催。2004年、「痴呆」から「認知症」に用語を変更した厚生労働省の検討会の委員。「パーソン・センタード・ケア(その人中心のケア)」を普及し、認知症医療だけでなくケアの第一人者としても知られる。現在、認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長、聖マリアンナ医科大学名誉教授。
- 猪熊律子(いのくま・りつこ)
- 読売新聞東京本社編集委員。1985年4月読売新聞社入社。専門は社会保障。著書に、『#社会保障、はじめました。』(SCICUS)、『社会保障のグランドデザイン』(中央法規出版)などがある。
【書籍データ】
- 著者:長谷川和夫(はせがわ・かずお)、猪熊律子(いのくま・りつこ)
- 判型:四六変形判
- 頁数:224頁
- 価格:1,300円+税
- 発売日:2019年12月27日
- ISBN:9784046044990
- 発行:KADOKAWA