今日は晴天、ぼけ日和

今年あったさよならの分だけ 人を思う分だけ自分の心もあたためて

《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

カラフルなロウソクのイメージ

今年はいくつ、別れがあったろう。

ロウソクを持つ女性と天使のイメージ

すべての別れにきちんと「さよなら」を、言えた人なんているのかな。

女性とその女性に寄り添う天使のイメージ

言いそびれたさよならは、いつでも言いなおせる。

身近な人を亡くし、悲しみにある人を癒やすための専門的な支援に「グリーフケア」があります。

ただ、ここでいう身近という距離を、
一体誰が決めるのでしょうか。

家族との別れよりも、友人を亡くした悲しみが大きい方もいらっしゃるでしょうし、
実の母より、介護職として接した高齢の方との別れをひきずることもあるでしょう。

家族じゃないから。
なにもしてあげられなかったから。
あの人の方が辛いだろうから。

周りを思いやってしまう人ほど、そんなふうに「私は悲しめる立場じゃない」と、
自分の心を追いやりがちです。

けれど、追いやられた優しい心は、
いつかなぐさめてもらう時を、そっと待っています。

今年も、もうわずかです。

聖なる灯りに立ち止まって、
ご自身の心を温める機会がありますように。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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