介護施設で、あるある探検隊♪

渡る介護施設はイジリばかり あるある探検隊レギュラーの活動報告1

「あるある探検隊」のリズムネタで一世風靡したお笑いコンビ・レギュラーの松本くんと西川くんは、いま介護施設をボランティアでまわっています。テレビや劇場の一般客相手と違って、施設の利用者さんたちを笑顔にするのは、やっぱり難しい! そんな2人が見つけた、今日の介護現場の"あるある"は――。

西川くんとじゃんけんぽん!
写真は毎回、レギュラー公式マネジャーがスマホで撮影した「渾身」の1枚です!
場所は都内のデイサービス。30~40人の利用者たちの前に飛び出すレギュラーの2人。そこに、ひときわ目を引く、上品でゴージャスな雰囲気の老婦人がいた。あれ、まさか?人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の脚本家のあの人にソックリ?
「あら?先生! 橋田壽賀子先生やないですか!」
思わず声をかける松本くん。
「熱海にいてはるって聞いたんですけど、ここにいてはったんですね?。渡鬼の続編どうするんですか?」
似ている人というよりも、もう相手は橋田先生ご本人、という勢いで話しかける。
「おいおい」と、たしなめる西川くん。
会場は、ほかの利用者もスタッフもみんな大爆笑。言われた本人も「はいはい」と頷きながら、ニコニコしている。
なんだろう、このなんともほんわかとした感じ――。

松本くん みんな、うすうす似てると思ってたんやろうね(笑)。

西川くん "橋田先生"ご本人からして、ニコニコされて楽しそうやった。ホント、一瞬本人かと思ったほど、衣装も似ていて、見た目そのまんま!

松本くん でも、イジりは難しいよね。僕らいろんな施設に行くけど、場合によっては、イジられて嫌がる人もいてはるからね。そういうときは、最初の一声で分かる。眉間にしわを寄せはったり。そう思ったらスッと引く。そこに西川くんがツッコんでくるパターンやね。

西川くん 「松本くん、なに言うとんねん。ぜんぜん似てへんやないか!」って。それで話はおしまい。チームワークですわ。

松本くん 介護施設でなくても、企業のイベントなんかにもよく呼ばれるんですわ。そういうときは、わざと社長や会長を「どう考えても偉くなれそうにないタイプですけど……」なんて言って話しかける。会場は大ウケですよ。もちろん本人も、普段めったにイジられないので、喜んでることがほとんどやね。

西川くん でも、イヤそうなら僕が出ていって「なに言うとんねん!」で終了というコンビネーション。

松本くん 「橋田先生」はまだいいほうで、「砂かけ婆あに似てますね」なんて言うこともありますからね(笑)。けど、それもこれも、相手がイヤな反応でないことが絶対条件。

西川くん 印象深いのは、あのときスタッフの人が、後からわざわざ楽屋にお礼を言いに来てくれはった。

松本くん そうそう。「橋田先生と呼んでくれてありがとうございます」と。なにかと思ったら、スタッフさんは気軽に利用者さんに「あだ名」を付けられないそうなんです。

西川くん ご家族が来たときにもしかしたら、気を悪くするかもしれない。だから「橋田さんに似ているなあと思っても言えなかった」って言ってはった。で、それがスタッフさんと利用者さんの距離になっていたところもあったらしいんですわ。
その方いわく、「よくぞ言ってくれた」と。本人が喜んでいたのを見て、「これからは僕も折を見て使ってみます」と。

松本くん 僕らも勉強になりました。一見、家族のように親しげに見える介護施設の現場だけれど、実はスタッフさんは神経を尖らせて、呼び名ひとつにも気を遣っていてはったんやなあって。
イジリとイジメの違いって僕は「愛」やと思う。愛情を持ってあだ名を付けているかどうかで、だいぶ意味が変わる。

西川くん 思えばあの日は会場の空気もよかったね。本番前から雰囲気が温まっていて、そこに「あら?先生!」と来たから。

松本くん 本人のあのニコニコした表情を見て、思いました。あれは本物の橋田先生やな。

西川くん 松本くん、それはたしかにアルな。

(編集協力/ Power News 編集部)

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