トイレの失敗どう話題に? 介護のプロは「私だって」を上手に使う
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
![『あれっ? 山下さんから尿臭がする』気づいても、お下のことは話しづらい。](http://p.potaufeu.asahi.com/a3bc-p/picture/15890078/b160b07361c7a50ecc772d7966433de4.jpg)
トイレの失敗や失禁の話題は、とてもデリケートだ。
![「私もたまに立つと、もれる時があるんですよ。私が使ってる尿取りパットは・・・」「尿もれって誰にでもあるのねぇ」](http://p.potaufeu.asahi.com/a317-p/picture/15890098/e418db9b6b682f45ead5d9c43e9cb119.jpg)
介護者から、お互いのこととして話せば、
高齢の方は心を開いて頂きやすい。
「私だって」の嘘は、ご愛敬。
![ここまで生きていらっしゃったお体に、お疲れ様でした。](http://p.potaufeu.asahi.com/dffa-p/picture/15890103/49bc7169b43d009f26f475a36f93718e.jpg)
あなたの姿は、未来の私の姿。
人に知られたくないことを指摘されるのは、
誰だってイヤなもの。
それが、お下のことなら尚更でしょう。
つい介護者である私は
「不衛生だから」「困っているだろうから」と、自分本位の指摘をしそうになります。
でも、ご本人の羞恥心を想像すると、
指摘の機会をつくるよりも、
話しあえる関係を作りたいと思います。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
![](http://p.potaufeu.asahi.com/nakamaaru/img/nakamaaru450_450.gif)