「最期まで一緒」のつもりが…長く連れ添った夫婦の「いーい加減」の今
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
「住みなれた我が家で、さいごまで」…ご夫婦はそう願っていた。
けれどある日、病に倒れたご主人は、施設に入居した。
変わらないものなんてない。でも変わりながらも、たくしていける思いがある。
なにごとも絶対はないから、その時々で、その人らしい幸せを探してゆく。
介護にはそれくらいのゆるみがあると、
介護者も被介護者も、気が楽です。
在宅でも、施設でも、
揺れながら迷いながら、
いーい加減を探してゆきたいものです。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》