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へもでもできるもん

続くデイサービス拒否問題 とうとう、うめさんは迎えの車を追い返す

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
一人暮らしを続けてきた米輪うめさん(87)ですが、認知症と診断されました。医師からデイサービスへ行くようにすすめられたものの、「ボケた年寄りの行くところ」と言って、送迎車に乗ることさえ拒否します。さぁ、へもはどうするのでしょうか!?

うめさんデイサービス利用2回目の朝。うめさん宅に送迎車が来た「おはようございます」「ほら、迎えに来たよ」
「私は行かない!! 帰れ!!」「行ってよ!! 迎えに来てくれたんだから」うわ・・・無理だろこれ
「お連れするのは難しいので、今日は帰ります」「はい・・・すみません」「帰れ!!」
「あんな年寄りが集まるところに行くくらいなら、死んだ方がマシだ!! 踏み切りに飛び込んでやる!!」ガーン「なんて恐ろしいことを・・・」
へも、再度訪問「私としては、お医者さんがすすめているから、なんとしてもデイサービスに行かせたいです。これ以上認知症を進行させたくない」「うーん」
「私は、もう行かないと言った!! 私がボケているって決めつけてあのヤブ医者!!」「うーん」
「できるだけ老人ホームに入らないで、少しでも長く家で暮らして欲しいんです。だからこそ、母の認知症の進行を遅らせたいんです」「うーん・・・」
「とは言うものの、ここまでうめさんがデイサービスを拒否していると利用は難しいだろう。無理やりデイサービスに連れて行って暴れられても・・・」へも・・・行き詰まる

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