孫からもらった日傘をポン 全身をおおう日陰が酷暑から身を守ってくれる
《介護福祉士でイラストレーターの、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
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照りつける太陽、体も溶けるような熱気!
こんな日は、エアコンのきいた部屋にいるのが絶対に安全だ。
それでも、今日みたいに、
外出しなくちゃならない時もある。
つばの広い帽子をかぶって、
さあ、行くぞ!
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とはいえ、帽子が日差しから守ってくれるのは、
わずか頭まわりだけ。
容赦ない日差しがジリジリと、全身を焼いてくる。
——そうだ! 帽子じゃなくて、
孫からもらった、アレにしよう!
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日傘を、ポンと開けば、
すっぽり全身をおおうように、
周りに日陰ができた。
熱気は変わらないけれど、
日差しの浴び方は帽子より、
だいぶ楽になったぞ。
男だからって、日傘は躊躇(ちゅうちょ)してたけど、
今年の夏のチャレンジは、
日傘で決まりだ!
日傘を差したことがありますか?
女性なら「もちろん!」と言う方が多数かと思いますが、
男性や、または子どもならばどうでしょう?
日傘は女性のもの、というイメージがまだ根強いのではないでしょうか。
しかし、ここ数年で男性でも、特に20代30代の人の中には、
シンプルな色合いの日傘を差されている方を、時々見かけるようになりました。
つまり、この記録的な暑さで日傘は、
おしゃれや日焼け防止のためというよりも、
強烈な日差しから、命を守るための必需品へと変化してきたのです。
もちろん真夏は、エアコンのきいた室内にいることが安全ではありますが、
炎天下の外出を避けられないこともあるでしょう。
だから私はせめて、老若男女どなたにも、
帽子より日傘をオススメしたいのです。
夏の日差しは、熱中症への危険性を高めるだけでなく、
体力そのものを奪います。
なので、帽子から日傘に変えて、
直射日光を浴びる肌の面積を少なくするだけでも、
その違いを実感できるでしょう。
まだ使ったことがない方こそぜひ、
今年の夏、日傘にチャレンジしてみませんか?
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
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