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へもでもできるもん

妻が入院 認知症の夫は入浴・着がえ・服薬すべてできず 解決策は

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
軽い認知症がある鳥野巣太郎さん(83)と妻の玉子さん(82)は仲良し夫婦でした。しかし、同居していた娘の飛美子さんが突然亡くなったことで、玉子さんは精神に異変をきたして入院。巣太郎さんと孫の空男さんは自宅で一緒に暮らすことになったのですが、空男さんは十分に介護をしないばかりか、ヘルパーが自宅に来ることも嫌がり、八方塞がりの状況です。どうする、へも!?

鳥野さん宅 玉子さん(空男さんの祖母)はいつ退院するのか分からない 悩む二人 祖父巣太郎「ぼー」、孫空男「ハァー」、へも「うーん」
これ重要だった!!「あ!! 巣太郎さん、お薬はちゃんと飲んでいますか? あなた高血圧だったよね?」「え? くすり?」
「玉子(妻)がいなくなってから、薬は飲んでないよ。よく分からないから・・・」「まじか!!」まあ、そうなるか・・・
イラ・・・『孫の空男さんが嫌がるからヘルパーを利用できない』「他人が家に出入りするのは反対!!」かと言って、介護もしない
『入浴できていない、着がえできていない、服薬できていない』イライライラ
『加えて食事のバランスも悪い・・・これらの問題を全て解決できるのは・・・』
『ショートステイ(短期入所生活介護)だよな。しかし・・・これまでデイサービスを拒否してきた巣太郎さんがショートステイに行くのか? ハードルが高いよ』「デイサービスなんて行かない!! 嫌だ!!」
おそるおそる聞いてみる「巣太郎さん・・・す・・・少しの間・・・お泊まりに行きませんか?」「え!! お泊まり!?」ピクッ 

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