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へもでもできるもん

夏の怪談話 ヘルパーは見た! 開けるのが怖くなる冷蔵庫の中のカオス

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
——これまで一人暮らしを続けてきた野山きの子さん(83)は、老人ホームへの入居はおろか見学も断固拒否。そこで、デイサービスのない日は、ホームヘルパーが来ることになり、安否確認もOKと思われたのですが…。

「デイ週4日、訪問介護週1日で様子を見ましょう。月・デイ、火・デイ、水・訪問介護、木・デイ、金・デイ、土・娘が来る、日・娘が来る。こんな感じです」「これなら安心かも」
きの子さんは訪問介護で食事作りや掃除の支援を受けることになり、順調にいくかと思われた。「きの子さんこんにちは、ホームヘルパーの猿山です」「こんにちはー」安否確認もOK!
「きの子さん、冷蔵庫を開けますねぇ。あら!!!」
ケアマネに報告しなきゃ「もしもし、訪問介護サービス提供責任者の猿山です」「はい、ケアマネへもです」
「きの子さんの冷蔵庫を開けたら、何日前の物か分からないお弁当の残りが出てきました」
きの子さんは、週5日、配食サービスを利用している。「もう、食べられない・・・」
もったいないから、密閉容器に入れて保存しましょうー
「あら・・・いっぱいだ・・・」冷蔵庫の中には、弁当の先輩たち「夏場にそれはヤバいって!!」

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