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認知症、はじめました。

何かと控えめ?母の出身地と夫婦生活のヒミツ 認知症、はじめました

レビー小体型認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。両親はそろって、長い間短歌会に通っています。母親はよく、「母さんひとりヘタで…」などと不満を言う割には、ぐいぐいひわさんに作った歌を見せてきます。

認知症、はじめました204_こぼればなし84「うつわ」
母は昔から「母さんヘタクソだわー」「この歌ほめられたのよ、どうせおせじでしょうけど」こんな感じ
『謙遜と言うよりはもはや「卑屈」なんだよな・・・』「見た?」
「なんでいっつもそんなに自分を下げるの? 本当に思ってるの?」
「そうねー東北の人は何かとひかえめだから。つつましいの」「いや、ぐいぐい見せてくるじゃない、その割に」
 あと父さんね、母さんの歌がほめられるときげんが悪くなるから「むうう」
何かと目立たないようにしてたのはあるわねー いやもう本当にヘタクソで、おはずかしい私なんて
「えっ、そんな理由があったの? ホント?」意外な理由があった
ていうか「父さんおとなげないね!! ちっちゃ!」器、小さかった

認知症、はじめました。つづく……

前の回〈203〉のお話:キャリアは半世紀 だけど…な、わが家の歌人

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