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認知症、はじめました。

母にとって娘が来ることよりも重要な用事は何 認知症、はじめました

レビー小体型認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。ここ数年顔を合わす度に結婚、結婚と言われ、実家とは距離を置いていたひわさん。しかし、父親が認知症と診断されてからは、たびたび実家へ帰るようになりました。

認知症、はじめました197_こぼればなし77「母あるある」
母と話していると「次はいつ来るのがいいかな」
「えーとねえ」くるっ、よっ
「この日はプラゴミの日で・・・この日は短歌の締切で・・・」
「その次の日は可燃ゴミと歯医者ね。日曜がいいかしら」
 「毎日あれこれ、いそがしいわねえ」予定の中にゴミ出しをもりこみがち『ゴミ出しはほんのいっときでは・・・?』
また別の日「母さん、〇日って予定ある? ちょっと約束変えてもらいたくて」
 「ちょっとまってね。えーとね」はいはい
「その日は不燃ゴミの日だわね」「そうなの」何よりもゴミの日を重要視している

認知症、はじめました。つづく……

次の回〈198〉のお話:ニンニンドロン 母の独自会話術

前の回〈196〉のお話:残されたのは疲労だけ やっぱりこうなる母の暴走

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