『親が子どもになるころに』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
うつ病を患った夫の闘病を綴ったコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』の著者が、今度は親の介護問題に直面。「第2の親子関係」の始まりだと感じた介護から見えてきた親と自分の今、そしてこれからを描いた、コミックエッセイです。
【あらすじ】
今まで頼りにしていた親は、いつの間にか私たちが保護する対象に。歳を取るということは、若返ることだと感じる著者は、自身の父親を中学1年生くらいと表現します。遠方でのひとり暮らし、幻聴、妄想、認知症、年金、資産、制度、施設、入院、緊急事態宣言……さまざまな角度から、親の介護を描いています。
【著者は…】
- 細川貂々(ほそかわ・てんてん)
漫画家・イラストレーター。うつ病を患った夫の闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』が大反響を呼び、2009年テレビドラマ化、2011年映画化される。現在、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。近著に『維摩さまに聞いてみた――生きづらい人のためのブッダのおしえ』(釈徹宗監修)など。
【書籍データ】
- タイトル:『親が子どもになるころに――てんてん、介護問題に直面す。』
- 著者:細川貂々(ほそかわ・てんてん)
- 判型:A5判
- 頁数:168頁
- 価格:1,400円+税
- 発売日:2022年6月14日
- ISBN:978-4-422-93094-7
- 発行:創元社