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お得はどっち?介護保険でリハビリするなら通所?訪問?【お悩み相談室】

計算するひと

作業療法士の松本剛史さんが、認知症の様々な悩みに答えます。

Q.認知症の母(79歳)がケガをして入院していました。退院後は介護保険を申請して、リハビリのサービスを受けたいと思っています。訪問型にするか通所型にするか迷っているのですが、費用面ではどちらがお得でしょうか(51歳・女性)

A.初めて介護保険サービスを利用されるということで、費用についてイメージしづらいですよね。単純に時間単価で比べると、訪問型のほうが費用は高くなります。通所型の場合は、デイサービス(通所介護)やデイケア(通所リハビリテーション)に通うことになるわけで、通所型の場合、サービスの提供時間は短くても3時間。食事や入浴などリハビリ以外のサービスも含まれています。訪問型の利用時間は長くて90分、一般的には40分程度なので、リハビリ以外のサービスは不要ということなら、訪問型のほうが費用は抑えられます。

どちらにしても、予算に合わせて、利用回数、利用時間を決められるので、希望されるサービス内容と1カ月の予算をケアマネジャーに伝えると、それらに沿ったケアプランを提案してくれると思います。

サービス内容については、訪問型、通所型それぞれのメリット、デメリットを理解しておくといいでしょう。訪問型は、利用時間中、作業療法士や理学療法士などリハビリの専門職からリハビリに集中したサービスを受けられます。細かい要望なども伝えやすいでしょう。
一方、通所型はリハビリのほか、食事、入浴、レクリエーション、他者交流など付帯したサービスを受けられます。また、認知機能の点からみると、外出するために身なりを整えるなどの準備をして、人の目に触れることを意識するというだけでも、脳の活性化につながりメリットになると思います。

ただし通所型のリハビリに関しては、施設によって内容が異なります。リハビリを重視するのであれば、どれくらいリハビリに時間を費やしているのか、リハビリの専門職がいるかどうかといったことを事前に確認しておくといいでしょう。

最適なサービスを受けて、お母さんのケガが順調に回復するといいですね。

【まとめ】認知症の母に介護保険でリハビリのサービスを受けさせたい。訪問型と通所型どちらがお得?

  • 時間単価で比べると、通所型のほうが費用は安くなる
  • サービス内容を含めて比べると、どちらがお得かは、利用者次第
  • ケアマネジャーに予算や希望のサービスを伝えれば、それに合わせたプランを組んでもらえる

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