みんな変化の中で頑張っている
こんにちは、さとうみきです。
本日は最近のDAYS BLG! はちおうじ(以下、BLG! はちおうじ)のメンバーさんの様子を私自身のことも含めてお話をしたいと思います。
わたしには体調によって、なかなか言葉が出にくくなる症状があります。
頭の中には伝えたいことが浮かんでいるのに
スムーズに言葉になって口から出ていかないのです。
メンバーさんの間でも
ご自分で言葉が出にくいことを分かっているために頑張ってゆっくり会話をしたり
周りの人たちが、メンバーさんの言葉をゆっくりと待ったりする光景が見られます。
言葉が出にくい
頭の中には浮かんでいても、言葉になって出てこない
そんな症状をご自身ではまだ理解するのが難しく
ついつい思うように言葉にならないことから
他のメンバーさんとの会話の中で、カッとなってしまうメンバーさんがいます。
あるメンバーさんについても、最初はその方のもとからの性格なのかなぁ。
そんな風に思っていました。
しかし、今日は、そのメンバーさんのいつもよりカッとなりやすい様子を見ていて
さりげなく仲裁に入りました
言葉にならないのか
色んなことを口にしながらも
口元が異常なほどにパクパクと何か話したそうな様子を見て
やっぱりそうなのかも知れないと気付きました。
午後からの活動中、日用品を一緒に買い物に出かけた時でした。
必死にみんなで商品を探している中で、
他のメンバーさんの口からどんどんと提案などの言葉があふれたときでした。
笑顔で答えようとしているそのメンバーさんの表情と顔、口元が…
笑顔からモゾモゾとした表情になり、
会話がスムーズなメンバーさんに対して、またカッとなりそうになりました。
そのときに、わたしは、お店の端に行って
そのメンバーさんに問いかけてみました。
「わたしもたまに、自分が思っている言葉がうまく出ない時があるんです」
「もしかしたら、○○さんも最近、頭の中では言葉になったり、浮かんでいたりすることがうまく言葉になって出てこないから、カッとなっちゃうのかしら?」
すると…
「そうなんだよ、わかる? 苦しいんだよっ」
そう伝えて下さいました。
このメンバーさんはきっとまだ「もの忘れ」以外のご自身の変化について、
認知症の「症状による変化」だと気づいた上で、受け止めることができずに苦しんでおられるのでしょう。
「認知症」というと、一般的に「もの忘れ」が一番の症状に挙げられると思います。
認知症の種類、個人差もありますが、もの忘れだけではなく、
空間認知機能の障害、言葉の出にくさ、不安、幻覚、妄想、うつ症状、興奮などの症状が現れる方もいることを多くの方に知って頂ければと思います。
ご本人が苦しくても頑張っているときに、ひとりでも周囲に理解者が増え、
ご本人も「変化」を受け入れやすくなれば良いなぁ…と感じております。