『尊厳ある介護』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
介護者が正しく理解して寄り添えば、認知症の症状は緩和されます。施設の運営などの具体的なアドバイスと共に、悩める家族、介護者に送るメッセージが綴られています。
【あらすじ】
「症状」ではなく「その人自身」に向き合うことで、失われていた認知症の人の自尊感情は回復し、尊厳を認めてくれた介護者には、自分から近づいてきてくれます。感情が安定すると、本人や介護者を苦しめる暴力や暴言、徘徊などの症状も改善します。認知症の人との関わり方や、福祉介護の仕事の喜びや奥深さについて、現場を知り尽くした著者だからこそ書ける「大事なこと」が詰まっています。
【著者は…】
- 里村佳子(さとむらよしこ)
- 社会福祉法人呉ハレルヤ会呉ベタニアホーム統括施設長。広島国際大学臨床教授、広島県認知症介護指導者、広島県精神医療審査会委員、呉市介護認定審査会委員。デイサービス、サービス付高齢者住宅、グループホーム、居宅介護事業所などの複数施設の担当理事。2017年10月に東京都杉並区荻窪で訪問介護ステーション「ユアネーム」を開設。Webサイト「ニュース ソクラ」に『尊厳ある介護』を連載中。
【書籍データ】
- タイトル:尊厳ある介護
- 著者:里村佳子(さとむらよしこ)
- 判型:四六判
- 頁数:208頁
- 価格:1800円+税
- 発売日:2019年5月15日
- ISBN:978-4-00-023739-0
- 発行:岩波書店