みんなを気遣う女性メンバーは、元看護師さん ~DAYS BLG ! の活動報告
私たちDAYS BLG !では、洗濯も、参加している方(以下、メンバ-さん)が行ってくれます。誰かにお願いされることでもなく、気が付いた人が声をかけながらやっているのでとても自然な光景です。
元看護師で小学校の保健室の先生だった女性は、看護師になったころ、精神科病棟で働いていたそうです。「みんな人間扱いされていなかった」と、振り返ります。 何度も何度も、病院の偉い人に、「ここにいる人も同じ人間なんだ。もっと大切にしなければいけないと思う」と、掛け合ったそうです。
でも、彼女はまだまだ新人で、話すら聞いてもらえなかった。本当に辛い思い出だった。「だって人間が人間扱いしないのよ。そんな話ないでしょう」。 だから小学校の先生になって、「子どもたちひとり、ひとり大切にしていこうと思った」と、話してくれました。
活動の場を変えても、信念を貫く
その気持ちは今も変化がなくDAYS BLG !でも、仲間の個性をよく知ってくれています。 なので、みんなからも頼りにされ、血圧だってみてくれて、アドバイスをくれたりします。 きっとそれは長年、子どもたち一人ひとりと大事に向き合ってきたからこそなんだと思います。 夕方にはすっかり忘れてしまっていることも多いけれど「ここにきてみんなと過ごすことがとっても幸せなのよ」といつも話してくれます。
かつて「認知症」が「痴呆症」と呼ばれ、精神病院で患者が拘束されていた時代に勤務していたこの方が、それに違和感を感じ、職場をかえてまでも、自分の想いの実現にこだわった意思の強さに、女性として憧れを感じつつ、DAYS BLG !でも、この方としっかり向き合って、今後の想いも聞いて実現させていかなくちゃ!!と、スタッフは思うのでした。