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へもでもできるもん

大切なのは健康寿命 へもが熱く語ったデイを嫌がる女性への口説き文句

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
一人暮らしを続けてきた米輪うめさん(87)ですが、認知症と診断されました。医師からデイサービスへ行くようにすすめられているのですが、うめさんは「ボケた年寄りの行くところ」と行きたがりません。へもはどうするのでしょうか…。

うめさんにデイサービスへ行くよう促す 娘・団子「ご近所の山田さんもデイサービスに行ってるじゃない」 母・うめ「あの人はボケた年寄りだからな」
「とにかく、1回行ってみませんか? その目でデイサービスを見て来てください。うめさんが思っているような場所とは違うかも」
「運動不足が気になる人、物忘れを予防したい人、家に一人でいるとつまらないから友達を作りたい人、いろんな人が集まります」「ふーん」
家にこもりきりで無気力に生活していると、そのうち、一人暮らしが難しくなりますよ。今、大切なのは健康寿命を延ばすこと!! 頭も心も体も元気に長生きすることです!!
「このまま家に引きこもっていたら、物忘れも多くなって一人暮らしができなくなるかもしれません」「・・・」「うん、うん」
「あんた・・・話が長くてよくわからんよ・・・」「う・・・」そうだよね、熱くなりすぎた
「うめさん、デイサービスは単にお年寄りが集まる場所ではないんですよ。うめさんより若い方もたくさんいます」「・・・」
「うーん・・・行ってみるよ。さぞ、楽しいんだろうね」『よし!! 一度行けばこっちのもんだ!!』『やった!!』楽観的なへも、大丈夫か?

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